恐怖の8番ヤ!! ヤクルト長岡秀樹内野手(20)が先制犠飛&決勝打の2打点で4連勝に大きく貢献した。

2回無死二、三塁、西武エンスから中犠飛を放ち先取点を挙げると、同点の6回1死三塁、同じくエンスから勝ち越しの中前適時打。ここまで打率2割4分4厘も、8番に入ると3割3厘をマーク。お立ち台で「何とか事を起こそうと打席に入りました。その結果がいいところに飛んでくれてよかったです」と喜んだ。

調子は落としても、持ち味の積極性は忘れていなかった。先制犠飛の2回は、初対戦の外国人左腕にも臆せず「追い込まれたらチャンスがないなと思っていたので、自分から仕掛けよう」と、初球を捉えた。反対に、6回の好機ではカウント2-2から「三振だけはしないように」と、低めカットボールに反応し前進守備の内野手の間を抜いた。

高卒3年目。初の開幕1軍と遊撃のレギュラーをつかんだ今季は全56試合に先発。1、3、4番以外は経験したが、最多28試合で起用された6番での打率が1割8分4厘なのに対し、8番では好成績をマーク。「8番の方が気持ち的には楽ですね」。チームはセ・リーグ&交流戦の首位をガッチリキープ。着実に成長を続ける「ヤングスワローズ」が、下位打線から支えていく。【鈴木正章】

▽ヤクルト高津監督(長岡の決勝打に) 当たりは良くないけど食らいついていく気持ちは出てきたかな。(内山)壮真にしても長岡にしても、思い切りと、粘り強さと、多少付いてきたのかなと思います。

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