阪神がソフトバンクに0封勝ちし6連勝。ヤクルトが敗れたため交流戦は9勝4敗で首位に並んだ。6回2死二、三塁で大山悠輔内野手(27)が左中間へ決勝の2点先制適時二塁打を放った。投げては西勇輝投手(31)が6回無失点で4勝目。この日1軍に復帰した梅野隆太郎捕手(30)と今季初バッテリーで、息の合ったところを見せた。試合後の矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。
-西勇は援護がない試合が続いていたが、粘って勝ちがついたのは大きい
「本当に勝ちにつながっていなかったんで。打者もそうやけどね、もちろん投手も防御率っていうのがあるからアレだけど、それでも勝ちが付かないとね、ノッていけない部分っていうのはあるんで。今日も走者を出しながらやけど、よう粘ってくれたっていうね。それで勝ちが付いたんで。交流戦明け以降もまたやってくれるんじゃないかなっていう形で行けたんで、うん」
-西勇は足を気にしていたが
「なんかちょっとつりかけていたというか、つっていたというか、うん、大丈夫」
-打つ方ではまた大山
「そうやね、まあちょっと嫌な、(佐藤)輝のところで入らなかったんで。あそこで悠輔が打ってくれて2点になったんでね。もう本当に、なにか今やってくれるんじゃないかなっていう雰囲気をすごく出して。もちろん、あの場面で打つというのは簡単なことじゃないし、相手は右投手なんでそれを仕留めてくれたのは大きいし。打点もチームトップになってくれているで、走者をかえす、もちろん本塁打もそうやけど、こうやって打点を挙げてチームを勝たせるという、そういうのが悠輔自身も思っているところだと思うんで。頼もしくなってきたなと思っています」
-投打がかみ合ってきて、流れが変わった実感は
「まあ、そりゃあ、結果的に勝てているのは、良い部分があるから勝ててるんで。でも、島田のバント(失敗)とか、やっぱり“勝ったからいいよ”では済ませられない。最近ちょっとバントが決まっていないんで。より上を目指すところではそういう反省点もあるし。もちろんいい部分もあるから勝てているわけで、ほんとに全体にいい流れを作れているっていうのはあるので。それを明日以降にもつなげたいと思います」
-湯浅が抹消。岩貞が7回をきっちり抑えた
「今はカジ(加治屋)が行っても、誰が行ってもっていうぐらいのレベルにみんな中継ぎ陣が頑張ってくれているんで。でも湯浅がポンと抜けた中で、サダの最初の登板でピシャッと行ってくれるっていうのはチームにとってもちょっと安定感が出てくるし、サダ自身も落ち着けるような登板になったと思うんで。誰かが抜けて、ああ、やっぱり湯浅が抜けてとなると明日以降にも影響することは出てくる可能性もあるんで。そこでよく投げてくれたと思います」
-ケラーが昇格。久々で生で見た
「生でって(笑い)。今日ピッチングなんか見ているわけないし、2軍の試合は俺も見られるやつは全部見てるんで。まあ、前よりは状態上がってきていると思うし、それは今後のこと」
-1軍復帰の梅野も緊張感持ってゲームに臨んだ
「緊張感というか、いったん落ちて上がってきてというのはみんな気持ちっていうのは変わって当然やと思うし、これでゼロで試合を終えられたというのはサダと一緒の部分もあると思うし、リュウもね、今シーズン今のところ思うようにいっていないところなので、そういう意味では抹消の後のいいスタートは切れたかなと思います」
-前回(4月24日ヤクルト戦から5月1日巨人戦)の6連勝と手応えも違う
「いや、そんな違うとか分からへんけど、バッター陣が何とか出来そうな感じが出てきたし、チーム全体で勝てているというか、後からいった選手が頑張ってくれたり、投手はずっと頑張ってくれてるけど、そういうところではいい形にはなってるなとは思うけど。前回との違いは俺にはよう分からんけど」