日本野球機構(NPB)は6日、マイナビオールスターゲーム2022(7月26日=ペイペイドーム、同27日=松山)のファン投票最終結果を発表し、ロッテ佐々木朗希投手(20)は30万4034票を集め、パ先発投手部門で1位に輝いた。

プロ3年目の今季、ここまで6勝をマーク。4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)では完全試合も達成するなど、大きな飛躍を遂げた。ファン投票1位について「選んでいただいてすごく光栄ですし、まさか自分がという気持ちです」と笑顔を見せた。

自慢の直球は今季、自己最速を更新する164キロをマークした。球宴最速は巨人ビエイラが昨年記録した163キロで、エンゼルス大谷も日本ハム時代の14年に162キロを投げている。これらの更新について問われると「特に更新したいという気持ちはないですけど、自分の持ってるものをしっかり発揮すれば、そういったところは抜ける可能性もあると思うので、まずはいいコンディションで自分の投球ができたらなと思っています」と話した。

7月1日の楽天戦(ZOZOマリン)では4回10奪三振の快投を演じながら試合中に右手中指のマメをつぶすアクシデント。現在は出場選手登録を抹消されているが「順調に回復しています。大丈夫だと思います」と明るい表情を見せた。

また、バッテリーを組むロッテ松川虎生捕手(18)も34万1160票でパ捕手部門の1位に。高卒新人捕手としては史上初のファン投票1位に輝いた。

今後は11日に選手間投票結果が、13日には監督推薦も含むメンバーが発表され、その後22日にはプラスワン投票選出選手が発表される。

◆オールスターの球速 21年ビエイラ(巨人)がマークした163キロが最速。メットライフドームでの第1戦で、163キロを4球計測した。日本人最速は14年大谷(日本ハム)で、甲子園での第2戦に先発して162キロを2球マーク。他に160キロ以上を計測したのは、08年クルーン(巨人)の161キロがある。

【関連記事】ロッテニュース一覧