オリックスのドラフト1位、椋木蓮投手(22)がデビュー戦で6回無失点と好投しプロ初勝利を挙げた。

先発して初回からこの日最速153キロの直球を投げ込んだ。直球には力があり、スライダー、フォークも効果的に織り交ぜた。西武4番の山川穂高内野手(30)に対してはすべてフォークを勝負球にして、見逃し、空振り、空振りと3打席とも三振を奪った。

0-0の6回に3点の援護をもらい、交代を告げられた。6回で94球を投げて2安打、7奪三振と文句のつけようのない内容だった。

「試合前練習が終わるころからすごく緊張していましたが、能見さんや山岡さんに励ましてもらっていました。ブルペンで投げ始めてからは少しずつ緊張もほぐれていって、うまく試合に入ることができたと思います。1回、2回は四球で走者を出してしまいましたが立ち上がりをなんとか0点で抑えられたことで、内容も良くなっていったと思います。とくにスライダーがしっかりと決まってくれたことで、いい投球につながったと思います」

東北福祉大から入団した22歳。大学では主に救援で活躍した。キャンプ中に左脇腹を痛め、大きく出遅れていたが2軍では先発として調子を上げていた。

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