巨人が5連敗同士の大接戦を制し、連敗を止めた。1回2死満塁、エース菅野がヤクルト・オスナに力勝負を挑んだ151キロを右翼席に運ばれた。前カードの広島3連戦で15日は延長11回に菊地が磯村に、16日は3回に戸根が長野に、17日は4回に鍬原が代打堂林にいずれも満塁弾を浴びていた。史上初の4戦連続満塁被弾での幕開だった。

苦しむエースに打線が奮起した。2回にポランコが14号2ランで反撃の号砲を鳴らした。「走者がいたので次につなげることと、芯で強く打つことを思って打席に入ったよ。シンカーをしっかりと捉えることが出来て良かった」とコメント。

3回には丸とウォーカーの適時打で試合を振り出しに戻した。丸は「いいところに落ちてくれた。北村が二塁からナイスランしてくれました。ありがとう!」。ウォーカーは「ゾーン内にきたボールを積極的にいこうと思っていました。丸が一塁から激走でかえってきてくれてうれしかったよ」と振り返った。

さらに打棒がさく裂した。3回2死から中田が2戦連発となる11号ソロで勝ち越しに成功した。「菅野が頑張っているので何とか援護したいと思っていました。勝ち越しのホームランが打てて良かったです」とニンマリ。4回にはプロ初の遊撃でのスタメンに抜てきされた北村も適時打で続いた。

だが、エース菅野がピリッとしない。3回、5回にサンタナに2打席連続弾、7回には元山にもソロを許し、6回0/3を被安打10、7失点。継投に入り、7回2紙一、二塁で3番手赤星が西田に左前適時打を許し、同点に追いつかれた。

激しい点の取り合いの中、9回に丸佳浩が決勝の19号2ランを放ち、試合を決めた。

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