全パの楽天岸孝之投手(37)が、4年ぶりに球宴のマウンドに上がった。

7回に7番手として登板。2死から阪神近本とDeNA佐野に連打を浴び、2死一、二塁のピンチを招いたが、代打中日木下を、カウント1-2から内角145キロ直球で空振り三振に仕留めた。1回を2安打無失点。「力みすぎ(笑い)。パの勝ちとギータのMVPを自分が消さなくてよかったです」と胸をなで下ろした。

16年目のベテラン。球宴は5度目の出場だった。「若い時に何回か出させてもらって、今回5回目ですけど、そのときはやはり先輩方がたくさんいるという緊張感とか、このオールスターで抑えたいという緊張感がありました。今回は一番楽しかったです」と表情は明るかった。