2位阪神が、コロナ禍で13日ぶりの試合だった巨人に競り勝った。長期ロードの初戦を粘り強くもぎ取り、貯金を今季最多タイの2に戻した。

3-3の7回。力投していた青柳晃洋投手(28)の代打、北條史也内野手(28)が中犠飛を放った。これが決勝点になった。

勝利投手の権利を得た青柳は満面の笑みで北條を出迎えた。安定感抜群のエースは12勝目(1敗)で自身初の9連勝。阪神では03年に12連勝した井川慶以来の不敗マウンドだ。

2回、大山悠輔内野手(27)が先制の22号アーチ。3回にも1点を加え、青柳をもり立てた。

4回に1度は暗転した。1点を返され、なお無死一、三塁で二盗を仕掛けられると挟殺プレーの間に2つの失策が発生。2点を与え、2-3と逆転された。

重いムードが流れたが1点を追う6回、佐藤輝明内野手(23)の左前打で再び同点。さらに7回に勝ち越し、青柳に白星をつけた。

7回は浜地真澄(24)、8回湯浅京己(23)とつないで、9回はストッパー岩崎優(31)が23セーブ目で締めた。

夏の甲子園が6日に開幕するため、阪神が本拠地に戻るのは30日の広島戦。京セラドーム大阪での主催2カードを含めて24試合を甲子園以外で戦う。

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