DeNAのドラフト1位右腕、小園健太投手(19)が中継ぎで実戦デビューした。

2点を追う7回に5番手で登板。11球で1イニングを3者凡退に抑えた。最速は初球で計測した147キロだった。

まずは楽天横尾を、5球すべて真っすぐで攻めて右飛に仕留めた。次打者の吉野も直球1球で右飛に。最後は沢野をカウント2-2から変化球で一ゴロに打ち取った。

試合登板は高3夏以来、1年ぶりだった。プロ初の公式戦に「マウンドに上がるまでは緊張していたんですけど、リリーフの皆さんが励まして送り出してくださったので、気持ちよく投げることができました。あれこれ考えるというより、打者との対戦を楽しむことを心掛けてやりました」と振り返った。

小園は高卒新人ながら、1軍春季キャンプに参加。新型コロナウイルス濃厚接触者疑いのためキャンプインは出遅れたが、2度ブルペンに入った。3月からは2軍で体づくりに励み、徐々にステップを進めてきた。

◆小園健太(こぞの・けんた)2003年(平15)4月9日、大阪府貝塚市生まれ。貝塚一中では貝塚ヤングに所属し、高校でもバッテリーを組む松川と全国制覇。市和歌山では1年春からベンチ入り。3年春にセンバツ出場。21年ドラフトで2球団の1位指名を受け、DeNA入団。背番号は三浦監督が着けた「18」を継承。今季推定年俸1200万円。185センチ、90キロ。右投げ右打ち。

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