ヤクルト村上宗隆内野手(22)が出場選手登録され「4番三塁」で先発出場したが、3打数無安打に終わった。

チームは逆転で敗れ、今季3度目の3連敗となった。前日6日に倦怠(けんたい)感を訴え、特例2022の対象として抹消されていたが、1日で戦列復帰。高津監督は主砲の状態について「ちょっとだるさは残っているようですけど、プレーできる範囲ということで、スタメンで出しました」と説明した。

2点を追う4回無死満塁、巨人シューメーカーの5球目、高め131キロスライダーを打ち上げ、三飛に倒れた。それでも相手バッテリーに与え続けた重圧が効いたのか、次打者サンタナが左中間席へ来日初となる11号満塁弾。一時は試合をひっくり返したが、2点リードの7回にリリーフ陣が崩れ、4失点で逆転を許した。

5回以降無得点に終わった打線について、指揮官は「中盤ぐらいまではすごくいい展開だったんですけど、次の1点が遠いですね。今は打てないので、なかなか連打連打といかない」と振り返った。9日から敵地で広島3連戦。戻ってきた主砲とともに、調子を取り戻していく。【鈴木正章】

▽ヤクルト原(5回4安打2失点)「立ち上がりにホームラン2発打たれてしまいましたが、すぐに切り替えて打者1人ずつ、しっかり抑えていこうという気持ちで投げました」

【ニッカン式スコア】7日のヤクルト-巨人戦詳細スコア