不戦勝で青森山田(東北連盟)の優勝が決まった。決勝の相手、五條(関西連盟)が、選手に新型コロナ陽性者が確認されたため棄権した。青森山田は前回21年につづく連覇で、出場64チームの頂点に立った。

3回戦の延長逆転サヨナラでチーム状態が上がり、準々決勝、準決勝を完封で勝ち上がった。1番打者として打線を引っ張り、初戦と準々決勝に先発登板した葛西陽永(青森山田・3年)が最優秀選手に選ばれた。葛西は「連覇を目指していたので達成できてうれしい。(最優秀選手は)名前を呼ばれてビックリしました」。中條純監督は「連覇の十字架を背負って戦ってきたので、優勝できてほっとしています」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。猛暑のなか2日に開幕した50回大会は、雷雨による特別継続試合や中止があったもののこの日で全日程を終えた。

 

◆大会表彰選手 最優秀選手葛西陽永(青森山田)敢闘賞松本連太郎(五條)優秀選手菊池統磨(青森山田)今泉朝統(世田谷西TC)堀内亮太(札幌新琴似)

3回戦から準決勝までの結果。

<3回戦>

▼取手4-2北摂 ▼世田谷西TC7-3調布 ▼青森山田7-6川崎中央 ▼行田3-0白山 ▼五條1-0東練馬 ▼札幌大谷14-0姫路西 ▼札幌新琴似2-1佐倉 ▼東北楽天1-0瑞穂

<準々決勝>

▼世田谷西TC5-4取手 ▼青森山田4-0行田 ▼五條5-4札幌大谷 ▼札幌新琴似4-3東北楽天

<準決勝>

▼青森山田10-0世田谷西TC ▼五條5-1札幌新琴似