逆転優勝の起爆剤へ! 楽天オコエ瑠偉外野手(25)が、猛アピールを続けている。「6番中堅」で先発し、2安打。5回には先制で決勝となる本塁を踏んだ。19日に今季初の1軍選手登録。20日に今季初出場、初先発を果たすと、1安打1盗塁。連日の活躍となった。ファンからの注目度も高い選手。スタンドを大きく沸かせた。

   ◇   ◇   ◇

オコエは積極的に仕掛けた。この日の3打席、すべてでファーストストライクを振った。同点で迎えた5回先頭で迎えた第2打席は、カウント1ボールから小島の142キロ直球を中前に運んだ。直後、鈴木大の犠打で二塁へ進み、2死一、二塁で小深田の右二塁打で生還。これが決勝点となった。

6回2死一塁では、初球の外角低め131キロチェンジアップを空振り。2球目、同じコースに来たチェンジアップを左前打にした。「元々、初球から甘い球は逃さず打ちにいくタイプ。継続していくとともに、早打ちになってしまったり、裏目に出てしまう時もあるとは思う。そういったミスをなるべく減らす意識はしています。ただ、その中でも引きがちにはならないように気をつけています」と引き締めた。

“原点回帰”の打撃を目指している。高卒2年目の17年には141打席だが打率3割を記録。以降は低迷した。「若干ですが自分の思い通りのフォームになっていなかったので、17年の打撃フォームに近づけていて。それが今年はスムーズにいっています。昨年はコンタクト力が足りていなかったのですが、今年はそこもいい手応えがありますね」とうなずいた。今季2軍戦では打率3割1分6厘と好調。勢いそのまま、1軍でも結果を残している。

外野は辰己が新型コロナ陽性判定で離脱、西川がコンディション不良で2軍調整中も、島内、岡島、田中和、武藤ら層は厚い。昨年11月には左膝の手術を受け、今年は出遅れただけに、闘争心を熱く燃やしている。「状態がいい時だけではないので、隙のないプレーを常に心がけています」。全力プレーで“混パ”を戦うチームに勢いをもたらす。【湯本勝大】