楽天則本昂大投手が、今季最短3回でKOされ、今季8敗目を喫した。

1回先頭今宮から3連打を浴び、いきなり無死満塁のピンチを招いた。1死後、野村大に右翼へ2点適時打を浴び、先制点を献上。初回に打者一巡で一挙4点を失った。3回にさらに2失点。3回9安打6失点で降板した。

76球のうち、直球は22球のみ。直球は最速150キロが1球だけ。140キロ台と、持ち味の力強い投球が鳴りを潜めた。変化球で攻め続けたが、ソフトバンク打線につかまった。マウンド上では、終始険しい表情。試合後は「今はちょっと何も考えられないので、明日以降、冷静になってしっかり振り返りたいと思います」と放心状態だった。

救援陣も打ち込まれ、20安打15失点はともに今季チームワースト。仙台育英が甲子園の優勝報告会を行った宮城野校舎から楽天生命パークとは徒歩5分ほどの距離。仙台市民が歓喜で沸いた数時間後、ため息が漏れるナイターとなった。

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