巨人中田翔内野手(33)が史上47人目の通算1000打点を達成した。1回2死一塁、中日勝野の外角146キロ直球を左中間への先制適時二塁打でプロ通算999打点。3点リードの5回2死一、二塁、1ボールから143キロ直球を左前適時打で大台に乗せた。

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【試合後の囲み取材】

◇そうだ、1000打点だ

-通算1000打点について

「本当に打席で全くそういうこと考えていなかったので、あとからボードが出てきたときに『そうだ、1000打点だ』という感じだったのでね。まあそれだけ集中して打席に立っていたと思いますし、結果このような形になって良かった」

-2安打ともファーストストライクから積極的にいった

「基本、全球打ちに行った中で、振るか、止まるか。という自分らしいスタイルを貫けているのですごくいいかなと」

-09年の初打点から長かったか

「どうだろう。うーん。長かったっすかね。15年目ですからね。長かったかもしれないですね」

-プロ生活での苦労は

「いろんな経験もしてきましたし、今回の1000打点も本当にいろんな、家族含めて、自分を支えてくれた皆さんのおかげだと思っています。ファイターズファンも含め、ジャイアンツファン、本当に皆さんのおかげだなと思います」

 

◇打点というのは、いろんな人が犠牲になってくれている

-中軸を任される中で打点の重みとは

「やっぱり、犠牲になってくれる選手、バッターがいますし、進塁打とか、ランナーを進めてくれるバッターもいますし、その中で自分たちの打点は生まれているので。ホームランは自分が打つか打たないかという話だけども、タイムリー、打点というのは、そういういろんな人が、犠牲になってくれているというのがある。僕は昔から打点にこだわってきたつもりですし。もちろんホームランも40本、50本打てればいいですけど、それでも打点が少なかったら正直意味が無い。だからこそ打点にこだわっていきたい」

-1000打点で思い出に残っている打点は

「うーん。ないですね。パッと出てこないですね」

-日本ハムでは4番は慣れ親しんだ場所。巨人では11試合で3割4分1厘で好調。4番という意識は

「正直、いろんなことを言ってくる方もたくさんいますけど、僕は別に4番だと思って胸を張って打席に立っているわけではない。何度も言ってますけど、和真(岡本)の状態も戻ってきていますし、この前ホームランも出ましたし、タイムリーも打ってるんで、それまで僕が仮で4番目を打っているだけであって、みんなでそれまでサポートしようというところだと思う。和真が戻ってくるまで一生懸命に頑張りたい」

 

◇普段とはやっぱり違う

-中日根尾と前回も含めて2度の対戦を振り返っての印象は

「すごく投げっぷりがいいピッチャーだと思いますし、マウンドでの気迫というか、そういうのは普段、あいさつに来てくれる時とはやっぱり違いますからね。すごくいいなと思いながら、打席で見てましたけど。いいピッチャーだと思います」

-残り30試合を切った中でどういう仕事を

「やることは変わらないです。どんどん積極的にいけたらいいなと思いますし、その中で今日みたいにいい時もあれば、悪い時もある。悪い時があるからこそ、早く球場にきて練習をしたりとか、その時間があると思う。毎日いいバッターなんていないと思いますし、その中で自分の積極性というのは忘れずにやっていけたらいいなと思います」

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