メジャー通算109本塁打のソフトバンク・ガルビスが開幕戦以来約5カ月ぶりの2号本塁打を放った。7点リードの6回1死満塁で、楽天石橋から右翼スタンドへ豪快に運び「真っすぐを完璧に捉えることができた。とにかくボールをよく見てコンタクトすることだけを考えていたよ」。久々の柵越えを確信した助っ人は、打球を悠然と見送り、ゆっくりと走りだした。NPB1号から2本連続でグランドスラムと、千両役者ぶりを発揮した。

ガルビスは鳴り物入りで入団も、5月と6月に2度の2軍降格を経験。長いファーム生活となったが、ガルビスは「自分が日本の野球に適応していく1つのプロセス。米国でも最初はマイナーで経験を積んで、やっとメジャーに上がれた。筑後の選手やスタッフに感謝している」と謙虚に取り組んできた。チームのコロナ禍の中、今月20日に再昇格。今度こそ、救世主になる。

▼ガルビスが来日初アーチを放った3月25日の日本ハム戦に続き、2号も満塁本塁打。初本塁打から2本続けて満塁弾は、06年に青野(ロッテ)が6月14日横浜戦、7月1日ソフトバンク戦で打って以来16年ぶり2人目。

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