今春リーグ戦新人王が、東海大静岡の白星に貢献した。横沢駿(しゅん)内野手(2年)は、常葉大浜松戦で4打数2安打1打点。タイブレークとなった延長11回1死一、二塁では右前適時打を放ち、エンドランに成功。5-4と勝ち越した。「守備でエラーを3つして、チームに迷惑をかけた分、最後に打てて、ほっとした。自作自演ですね」と笑顔を見せた。

チーム事情で、今季は三塁手から遊撃手にコンバート。慣れない守備に苦戦している。「内野の要である遊撃手を任された以上、責任を持ってやりたい。(先発内野手の)1年生3人を引っ張っていけるよう、猛練習して出直します」と反省。

手塚慎太郎監督(46)は「延長11回の勝ち越しの場面は、横沢が右方向にうまく打ってくれた。ただ、エラー3つでは、ほめられない」と苦言を漏らした。3番打者は、遊撃守備の練習を繰り返すことになりそうだ。【山口昌久】