東海大静岡の1年生4番・勝又湧斗内野手(常葉大橘高出)が、開幕4連勝の原動力となった。

0-0の1回1死二、三塁。内角の直球を振り抜き、しぶとく中前に運んだ。「きれいな形のヒットではなかったけど、思い切り振り抜いた結果。自分にとっては良かった」。序盤の先制点を皮切りにチームは7点を挙げ、静岡理工大に快勝した。

今春のリーグ戦はメンバー外だったが、その後に行われた1、2年生参加の新人戦で躍動。全3試合で安打を放つなど、アピールを続け、今回のリーグ戦から出場機会をつかんだ。打線の主軸となる横沢駿(しゅん)内野手(2年)が海洋実習で不在だったこの日、4番に抜てきされ、2安打1打点。結果で存在感を示した。

10~11日の第3週では、常葉大静岡と対戦。未来の主砲候補は「優勝を目指している。『ここで1本がほしい』という時に、しっかり打てる打者になりたい」とさらなる成長を誓った。【前田和哉】