早大が、2連勝で勝ち点1をつかんだ。2試合連続で無失点での勝利。開幕カードの連勝は19年春の東大戦以来となった。小宮山悟監督(56)は「まだ始まったばかりですが、最初のカードをなんとか取ろうと話していた。これ以上ない勝ち方ができた。夏に歯を食いしばって頑張った成果が出ている」と話した。

清水大成投手(3年=履正社)が投打でチームをけん引した。2回2死二塁、スライダーにうまく合わせて先制の右翼線への二塁打を放ち、ベンチに向かってガッツポーズ。

投げては、6回を被安打3の無失点。「昨日、加藤(孝太郎)が流れをつくってくれたので、壊さないようにと思った。(打撃は)たまたまです。打ててよかったです」と話した。

履正社(大阪)で19年夏の甲子園優勝を経験した左腕。1年秋には左ひじの手術を受け、時間はかかったが復活した。小宮山監督は「甲子園で決勝に立っているのは相当なこと。修羅場を経験しているのは相当強い」と信頼。まだ本調子ではなく「感覚が戻るようにサポートしたい」と話した。