オリックス能見篤史投手兼任コーチ(43)の引退セレモニーが行われ、縁の深い選手、球界OBのビデオメッセージが場内に流れた。

ともに今季でユニホームを脱ぐ中日福留孝介外野手は「(阪神での)8年間の間にいろんな話をして、ぼくも勉強させてもらいましたし、オリックスに行って経験をたくさんの後輩に伝えているのを見ると僕自身もすごくうれしく思っていました」と語りかけた。

阪神時代をともにすごした新井貴浩氏は「引退の連絡をもらったとき『やりきりました』の言葉が印象的でした」と優しい目でねぎらった。阪神の藤川球児SAは「今年もオリックスはたくさん熱い試合がありましたけど、その中で能見さんの存在が際立っているというニュースをたくさん見ました。現役を退くということで悲しく思う半面、能見さんの髪の毛を見るとそろそろ現役引退なのかなと思う次第でございます」と笑いをとりながらも「ただ野球界は能見さんを放っておきません」と、呼びかけることも忘れなかった。