3位阪神は8日から2位DeNAと敵地横浜でクライマックスシリーズ・ファーストステージを戦う。阪神矢野燿大監督(53)が6日の甲子園での全体練習後に、報道陣に対応した。この日の練習からアデルリン・ロドリゲス内野手(30)、北條史也内野手(28)、江越大賀外野手(29)を2軍から合流させた。一問一答は以下の通り。

 

-3人の野手が新たに加わった。期待するところは

「一発勝負というか、短期決戦やから、それぞれ、ロド(ロドリゲス)もファームで状態が良さそうやし、ここぞのところで1発とかさ。フミ(原口)の状態がいいから、一塁のスタメンはちょっとあれだけど、途中とかはもちろんあるし、代打からいって途中からもあるし、流れを変えるようなことをしてくれたらと思う。ジョー(北條)は存在自体が流れを変えるムードがある男なんで。アイツが来るとみんなが元気になるんで、そういうのもあるし。江越はもちろん足と守備っていうところで、海(植田)もいなくて、外野のそういところになればスペシャリストなんで。まあそういうところで呼んだけど」

-北條は3年前、19年のCSファーストステージDeNA戦でも存在感を見せた

「もちろん、そういうところも期待してるし。俺的にはそういうところで使っても悔いがない選手なんで。どこでジョーを使ったって、もちろんいい結果を出してほしいと期待を込めて使ってるけど、任せられるというか、そういう選手なので。ここぞっていうところで使うこともあるし、全体のバランスを見ながら」

-ベンチ入りは

「(3人全員は)できないよ。外さなあかん。これから考える」

-横浜には

「連れていくよ。連れて行って、この試合は入って、この試合は外れるとか、それは相手を見てとか、チームのバランスを考えながら」

-19年と相手、場所が同じで、状況は似ている。

「過去は過去やからねぇ。いいことはもちろん、オレも横浜で、ジョーがねぇ、5点差? 6点差逆転して勝ったとか、もちろんいいことはアレやけど、前のこと。ただ今年も、今年のことで言うと、相性よくない球場になったけど、でも嫌な印象はないんで、まあ、そういうところでは今年のことを引きずってクライマックスやるってこともないし、ある意味オレらが3位から行ってるというところもあるかもしれないけど、まあまあ新しい何かそういうドラマというか、勝ち上がり方が出来ればとは思うけどね」

-19年チームの一体感を感じた。

「それは19年だけじゃないんだよ。ずっとオレはそういうふうに思ってるから。一体感というのは別にずっと大事にしてきているし。それはお前らが見たときに勝った試合だから一体感があるとか、わかりやすいところでそうやって言うのかもしれないけど、ずっと一体感あると俺は思ってるし。まあ、全員で戦っているんでそういう形にしないとダメだし、するつもりでもちろん横浜に乗り込むので。それはファンの人たちも楽しみにしてくれていると思うので、そういう姿をしっかり見せたいと思うけど」

-リリーフ陣の起用法は変わる。

「いいやつをどんどんつぎ込むし、それは思い切って。もちろん、うちは投手に頑張ってもらう、抑えるのが長所のチーム。そこは惜しみなくいくつもりやけど。ペナントとは違うよね」

-イニングまたぎも。

「そら全然あるし、もちろん、当たり前。いろんなことがあり得ると思う」

-打線の組み方も短期決戦で変わる。

「やりたいなと思っていたけど、今の段階ではもう、大きく動かすことはないかなと思っているんだけど。部分、部分はあるかもしれんけど」

クライマックスシリーズ日程と組み合わせ