東海大はヤクルト大松尚逸1軍打撃コーチを叔父に持つ、大松柾貴内野手(2年=東海大甲府)の勝ち越し弾で勝利。柾貴は「(尚逸氏に)『何とか1本打てたよ』って伝えたいですね」と爽やかな笑顔をみせた。

3-3と同点の7回1死一塁。直球を左中間席へ運んだ。これが大学入学後、オープン戦も含めて初の本塁打。相手投手の西出陽佑投手(2年=東邦)は中学時代、金沢ヤングブルーウェーブでチームメートだった。記念すべき1発に大松は「試合前、金城さん(東海大3年の飛龍外野手)が、『打てなくても死ぬわけじゃない』と言ってくれた。それで少し気持ちが楽になりました」と、仲間の支えに感謝した。

井尻陽久監督(70)は「想像以上に打ってくれている。積極的で集中力が高く、変化球にもついていける」と打撃センスを評価。次節の日体大との大一番に向け、弾みとなる勝利になった。