今秋ドラフト1位候補で高校通算68本塁打の高松商・浅野翔吾外野手(3年)が9日、オリックスと面談を行った。乾絵美スカウト(38)が調査書を持参し、午前10時過ぎに同校を訪問。会議室で約40分間、面談した。

乾スカウトはチームの主砲、吉田正尚外野手(29)を引き合いに「右左は違うけど(浅野が)素晴らしいものを持っているのは分かっています」と評価。「素晴らしい選手のもとで盗めるものを盗んで成長してほしい」と青写真を描いた。

兵庫・明石商から20年ドラフト3位で獲得した来田涼斗外野手(19)も担当していた同スカウトは「来田はどちらかというと粗削りな部分があった。期待度としては同じくらいあるんですけど、浅野君は常に自分のベストを出せるのが強み」とうなずいた。

浅野は「チーム全員が勝つための役割を分かっているというか、去年もバスターで勝ったりとか、勝つために徹底している」とオリックスの印象を挙げた。吉田正については「体とか身長が似てるので、同じ舞台でプレーすることがあれば、コツとか聞いてみたい」と語った。