広島は22日、中田廉投手(32)、菊池保則投手(33)、山口翔投手(23)、田中法彦投手(22)、白浜裕太捕手(36)、安部友裕内野手(33)の6選手に来季の契約を更新しない旨を通告した。安部と山口、田中法は現役続行を希望し、菊池保と白浜は未定。中田は現役から退く意向を示した。

安部は07年ドラフト1巡目で広島に入団。16年に25年ぶり優勝に貢献すると、17年はリーグ4位の打率3割1分を残した。その後も代打などで存在感を示すも、20年以降は出場機会が激減。今季は2軍で打率3割6分8厘と結果を残しながら、12年ぶりに1軍昇格なしに終わった。

中田は地元広陵から08年ドラフト2位で広島入団。14年に自己最多シーズン66試合に登板すると、17年は勝ちパターンにつなぐ役割やロングリリーフなど53試合に登板するフル回転でリーグ連覇を支えた。昨季まで2年連続20試合以上登板も、今季は13年ぶり1軍登板なしに終わった。

球団捕手最長の19年広島プレーした白浜も戦力外となった。03年に広陵からドラフト1位で入団。キャッチングやスローイングなど捕手技術には定評がありながら、課題の打撃が向上せず1軍定着はならなかった。2年ぶり1軍に昇格した今季は7月31日中日戦で7年ぶり先発マスクをかぶった。

菊池保は18年オフに楽天からトレードで入団し、昨年まで3年で計135試合に登板した。山口は熊本工から17年ドラフト2位で入団。2年目にプロ初先発初勝利を挙げるも、その後はけがもあり結果を残せなかった。田中法は18年ドラフト5位で入団し、1軍登板は20年の2試合に終わった。

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