楽天釜田佳直投手(29)は、シート打撃で1安打1四球だった。

本拠地仙台での登板。マウンドに上がる際には、大きな拍手とたくさんの応援タオルで背中を押された。「緊張していたので、(タオルは)見てないんですけど。でも拍手の大きさはすごく感じたので、たくさんの方に応援されていたんだなって思いました」。先頭広島中神に左中間へ二塁打を浴び、ソフトバンク中谷へはフルカウントから四球。それでも最後は中日渡辺を一ゴロに打ち取った。「独特な緊張感の中で最後まで自分らしく投げられた。こういう緊張感の中で楽しくできたかなと思います」と表情は晴れやかだった。

今後NPB球団からのオファーを待ち、連絡がなかったら引退する予定。NPB以外での現役続行は考えていない。「家族もいますし、しっかりと自分でそこまでと決めてトライアウトを受けているので、それを待ってなければ引退しようかなと思います」と打ち明けた。

 

▽中日佐藤(三ゴロ、二ゴロ、左飛で3者凡退。地元宮城で最速147キロ)「まだまだやれると思っている。少し緊張していたがストライクが入ってよかった。スピードにはこだわってないが、シーズン中の平均ぐらいは出たのでよかった」