ソフトバンク藤本博史監督(59)が16日、ライバルチームの大補強に不敵な笑みを浮かべた。オリックスが西武からFA権を行使していた森の獲得を発表。藤本監督は「もう決まったん? 早いね」と驚きはしたが、動じることはなかった。

「打者・森」に対しては今季、対戦カード別で11球団ワーストの打率3割1分と打ち込まれた。クライマックスシリーズのファーストステージでも本塁打されており「嫌な打者やからね。西武でおっても嫌やし、オリックスにおっても嫌やし」と苦手意識は拭えない。

ただ一方で「捕手・森」については「リードに偏りがあるとか、インコースを攻めるけど、意味があってインコースに行ってるのかとか。そういうところもこっちは考えられるところはある。欠点はあるからね」とニヤリ。「捕手してくれたらチャンスはあるからね」と攻略に自信を見せた。

オリックスに負けじと、ソフトバンクも大型補強で対抗していく構え。DeNAから国内FA権を行使した嶺井は入団の運びとなっており、日本ハムから海外FA権を行使した近藤にもすでに6年総額30億円超のオファーを提示している。

オリックスも争奪戦に参戦している近藤について、藤本監督は「1番から5番まで全部打てる。ピースとして100%はまるので、ぜひ来てください」と、電話で直接のラブコールを送ったことも明かした。パ・リーグの覇権を争う攻防に、オフも目が離せない。【山本大地】

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