阪神井上広大外野手(21)の来春1軍キャンプスタートが17日、決定的となった。岡田彰布監督が「そりゃ、(メンバーに)入れるんちゃう」と明言した。フリー打撃を高評価するなど、若き大砲に視線を注いだ。

岡田監督の一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-佐藤輝、大山がロングティーで競演。左翼のネットを越すような打球を連発

「見とったよ。いやもっとお前、センターに打ったらええのに。終わるまで車であっこ(左翼奥の道路)通れへんなと、終わるまで待っとったんや」

-お客も盛り上がる

「まあ、メインでの。今度、休み明けに(特打を)するみたいやけどな」

-競い合うのも大事か

「ボールがもったいないやろ、アレ。俺思ってたわ。センターに打てと思っていた」

-右翼のネットについてコーチと話していた

「ちゃうちゃう、井上が打っている時にな、ええ感じで打っても上に当たるやろ、ケージのな。ちょっとお前、もうちょっとこうな、後ろに。分からへんやんか。アレ、そんなポップフライじゃないよ、打ってる感じは。ええ感じで打ってるのにお前、もうちょっとネットを後ろにするか、ホームを前にするかな。アイツらはボールが上に上がる方やからな。せっかくお前、スピンのかかった、ええ打球な、アイツらボールの弾道が高いから、井上なんかは。すぐ当たるやろ、“ああ、ええ感じで打ってるな”と思ってもお前、なあ。上のネットに当たったら分からへんやんか、弾道が」

-その井上に助言していた

「いやいや、マシンからえらい今日はちゃんと打っているなと思とったからな。なんかファームにいてるヤツは日によって全然ちゃうよな。1軍でずっといてるヤツはある程度、ずっと平均していいけど。2軍にずっといてると、いい時と悪い時の差があるよな。今日もむっちゃええ感じで打ってたやろ、あのマシンの時からな。それがずっと続いたらええけどな。なかなか続かんな。だからずっとファームにおったと思うけどな。今日はええ感じで打ってたで、アレ。飛ぶしな。飛ぶ飛ぶ」

-キャンプ中の成長もある

「いやだから、なんか言うとったよな、フェニックスのホームランで、最後で感じが、うん。何て言うのかな、ちょっと泳ぎ気味で前さばきで打ったホームランみたいなな。そんなこと言うとったから。それでちょっとポイントつかんだんかな、というのはあるよ。基本的に真っすぐに振り遅れているというのを聞いとったから。速い球にな」

-実際に見ての印象

「いやいや、井上も思ったよりもな、ちゃんとスイングできるなと思ったよ。まあ、実戦やってないからな。今度、ピッチャーとの実戦の中でどのぐらいのスイングできるか、というのはちょっと分からへんけどな。まあ、2月でええわけやから。今はこれの繰り返しの練習をしとけばいいんやから。自分がいい感じでな。今までと違う打球が行ってるとかな。この時期はそういうのをやるわけやから。で、まあ、2月キャンプ入って実戦で、その感じが出せるかやな、結局」

-2月は宜野座スタートになりそうか

「いやそりゃ、入れるんちゃう。うん」

-紅白戦もあるから入れ替えもしやすい

「だから、2軍の(球場)がどのぐらいの感じで打てるとか、ちょっとまだ見てもないしな。ブルペンにしてもな。なんか後ろがめっちゃ狭いとか言うてたけどな、後ろから見られへんとかなんか。捕手の後ろが狭いとか。なんかそれを広いように作るとか、なんか言うてたけどな。まあ、そこについては分からへんもんな。2軍、ファームがどれぐらいの設備でできるか分からへんからな」

-ネットとかも、まだ足りていない

「まだアレやろ、基本線、試合はできへんみたいなこと、外に飛び出るからな、ボールが。なんか、そんなこと言うてたけど」

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