阪神岡田彰布監督(64)が秋季高知キャンプ打ち上げ翌日の22日、兵庫・西宮市の球団施設で指揮官として迎えるオフの見通しを語った。後編は以下の通り。

-ここまでの他球団の補強を見て

「いやあ、だからそんな大物の外国人も、もう日本来いひんやなあ。ホームラン何百発打ってるやつとかな」

-中日はさらに京田を出すなど、激しく動いている。

「すごいなあ。どうなんかな」

-巨人は松田、長野のベテランを補強

「どうやろ、まあ、チームによって方針の違いはあるからな。一概にいいとか悪いとかあ、そういう意味では一番上が31歳とか32歳とかいうチームで、そら、お前、競争してっていうな。今はチームとしてはそういう感じやからな。だからベテランが引っ張っていくっていうなあ、誰がベテランや? ってなるやないか。今のチーム編成からはな。まあ、今のチームとして、そういう野球を、阪神はそういう野球をやっていくっていうな。別にベテランが引っ張って何とかという、そういう状況じゃないわけでな、今のチーム状況がな」

-逆に言うと、伸びしろがあるチーム

「いや、そら、まだまだあるよ。おーん。まだまだ、もっとうまくなる年齢というかな。まあ、もっと体力もつくだろうし、体ももっと1回り、2回り大きくなると思うしな、そら、まだ若い選手は。伸びしろいう意味では、すごいあるよ。そら。おーん」

-キャンプ紅白戦以降の実戦予定は

「(他球団との)練習試合はだいたい決まってるよな。それは、紅白が終わってからやな」

-他球団との試合となれば、また選手も変わってくる

「まあ、そのへんになったら、ある程度な、絞っていかなあかんしな。今のチームなんか、よけい絞らなあかんのちゃうかな。おーん。そんないつまでもな、競争で、ポジション誰が守るか決まらんようではあかんよな、やっぱり。もう、な、かっちりとレギュラーという形でな、自覚持たしてな、若い選手なんかよけい、そっちの方がな、思い切ってできると思うしな」

-キャンプ中にレギュラーはある程度決めてしまう

「そうやなあ。だから、前がなあ、40人枠っていうかなあ、そういうハッキリしたなあ、明確なあれがあったけどな、おーん。だから、オレはずっとあの40人枠が決まった時、オレが(選手会の)会長やったからな。あのころは、だからあれやで、その、支配下60人でも、あの時はね大洋時代かな、大洋がよう最下位とか5位、6位とか多かった時で、でも1年間でね、38人か39人くらいなんよ。1、2軍入れ替え(そのシーズンで1軍に登録された選手の数)いうのがな。それで40人枠いうのができたんよ。優勝するチームでもね、やっぱり35、36人は入れ替えてるんよ。1,2軍の入れ替えいうのはね。回数やなしに選手な。選手としてな。だから、なあ、最低保障みたいなお金も発生したけど、そういう意味でも、みんながみんなっていうかね、おーん。シーズン中に力をつける若いのもおるけどな。でも、やっぱりシーズン中よりも、やっぱりこの時期な。おーん。1年間やってな。もうシーズンに1年間戦う体力がついて、11月でキャンプして今度、自主トレ2カ月で課題を見つけて自分の練習をして、次のシーズンに臨むというかな。おーん。2月な。そこでこいつはいける、いうな、おーん。そういう感じになると思うよ」

-来年も日本ハムから

「どこや、どこやったかな。まだちょっと。5、6試合ぐらい入れたんかな。入れてると思うよ。最終決定はまだやけど。むこうの球団ともあるし」

-最初の紅白戦の先発

「そんなんは決めてない。まあ、どうだろうな。もしもな、WBCがな、宮崎で合宿をやるから、16とか17日やろ? だから、24、25日ぐらいに宮崎でソフトバンクとかと試合やるんやろ。ちょっとぐらい実戦に投げさせとかなあかんとか出てくるかもしれんしな」

-どっちのボール

「それもあるしな。なかなか合宿行くのが早いもんな。でも、ローテーションに入った投手は今年、開幕も遅いし、選ばれなかったら、その辺は投げさせへんと思うよ。投げさせる投手はおるからな。紅白では投げへん投手はいてると思う。野手はいないよな。全員な。そんなな、そんな待遇されるようなベテランいうか、そういう選手はいないからな。野手は全員になると思うけど、投手は何人かな。まだ早いと思うな。別にそんな慌てて投げなくていい投手もおるしな」

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