守備の名手に贈られる「第51回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が29日、都内のホテルで行われた。セ・リーグ歴代最多タイの10年連続10度目の受賞となった広島菊池涼介内野手(32)や、2年連続受賞でオリックスの日本一を支えた山本由伸投手(24)らが出席。楽天辰己涼介外野手(25)はド派手な金色のジャケット姿で会場の度肝を抜いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で20、21年は一部選手のみの参加だったため、外国人を除く全選手が一堂に会したのは3年ぶりとなった。

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高卒3年目のヤクルト長岡秀樹内野手が、尊敬するソフトバンク中村晃との同時受賞を喜んだ。来季から背番号を「58」から「7」に変更するのも、オフに自主トレをともにした中村の影響が強い。同じ舞台に立ち「めちゃくちゃうれしいです」と振り返った。遊撃手部門の受賞は球団では03年宮本以来。「ずっと取り続けられるように頑張りたい」と連続受賞を目指していく。

▽ヤクルト塩見 本当に光栄で、うれしいです。去年よりも強い思いを持って守っていました。来年は守備率10割を目指して頑張っていきたいと思います。

▽ヤクルト中村 キャッチャーからしたら、これ以上ない賞をいただいた。失策0でシーズンを終えられたのはすごく大きい。送球をカバーしてくれた二遊間にも感謝です。

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