中日ドラフト1位の仲地礼亜投手(21=沖縄大)が16日、沖縄キャンプ初日のブルペン入りに意欲を示した。

立浪監督が前日15日にキャンプ振り分けで、仲地が出身地読谷の2軍でスタートすると公表。これを受けて右腕は「少しでも早く投げて、アピールして、上に早く上がれるようにやっていきたい」と語り、キャンプインと同時にブルペンでの凱旋(がいせん)投球にやる気を見せた。ナゴヤ球場での新人合同自主トレはこの日で第2クールが終了。「肩は大丈夫」と、1月中にブルペンで捕手を座らせて本格投球に挑戦する見込みだ。

プロ初のキャンプは生まれ育った地元。「他の人からすると初めての場所だけど、自分は慣れてる。気持ち的にはやりやすい部分あるのかなっては思ってます。みんなに勝つつもりでやりたい」。1軍の北谷キャンプは、2月11日の韓国サムスンとの練習試合(赤間)やオープン戦を含めキャンプ打ち上げまでに10試合の対外試合が予定されており、仲地は早期の合流をにらんだ。

ドラフト入団10選手のうち、1軍スタートは同2位の村松開人(22=明大)と同6位の田中幹也(22=亜大)、同7位の福永裕基(26=日本新薬)の内野手3人だけ。村松は「しっかり自分の持ってるものをアピールできるように、しっかり準備したい」と目を輝かせた。新任の和田1軍打撃コーチが宿舎での夕食後に、配球など打席での姿勢を学ぶミーティングを実施する方針。「早く自分の中で消化して生かせることができれば、一番いい」と、OBの元和製大砲による座学にも興味を示した。【伊東大介】

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