ヤクルト高津監督がキャンプの強化ポイントに緻密な守備を挙げた。19日、都内の球団事務所で1、2軍合同スタッフ会議を開き、守備コーチ陣に指示。「いろんなことを感じた22年。今年は絶対に守り負けたくない。僅差試合をしっかり取れるチームになる」と細かなプレーを徹底させる。

昨季の2点差までの負けは24試合とリーグ最少だが、3点差負けは14試合と同ワースト。日本シリーズでは2勝1分けから「1、2、3、1点差」の4連敗。僅差でV2を逃した悔しさが残る。臨時コーチには真中満氏、古田敦也氏の両元監督を招く。「言葉は悪いけど良いもの、良い人は使って力になってほしい。OBも含めスワローズなんで」と日本一奪還へがむしゃらだ。

緻密さはチーム内面から。「ケガをさせない隙を見せない。体調など細かな部分もしっかりと目配せしながら、細かいところもできる野球を目指す」とリーグ3連覇へ余念がなかった。

○…WBC代表組は1軍キャンプ(沖縄・浦添市)からスタートする。村上、山田、中村、高橋が2月17日からの同代表キャンプに移動するため高津監督はサインプレーについて「2週間で全てのものを作り上げるつもり」と語った。新人ではドラフト1位吉村貢司郎投手(25=東芝)とドラフト5位北村恵吾内野手(22=中大)、若手では2年目の竹山、ベテランでは石川、青木が1軍スタートになった。新加入の尾仲、三ツ俣、成田も1軍。右肘痛で復帰への調整が続く奥川とベテラン川端は2軍キャンプ(宮崎・西都市)スタートとなった。

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