サポート役&けん引役を担う。広島ライアン・マクブルーム内野手(30)が27日、マツダスタジアムで約1時間30分、体を動かした。22日の来日後、球団が設けた隔離期間を経て、2日連続で調整。「だいぶリズムも良くなり、疲れもほぼありません」。29日からマツダスタジアムで日本人選手が行っている合同自主トレに合流する。

1年目の昨季は主に4番として128試合に出場し、打率2割7分2厘、17本塁打、74打点を残した。ベンチでノートにメモをとる勤勉さで、チームにもすぐに溶け込んだ。前日26日に入団会見を行ったマット・デビッドソン内野手(31=アスレチックス3A)には「出し惜しみせずにサポートしていければ」と来日1年目のチームメートに経験したことを還元するつもりだ。

開幕直前の来日となった昨年とは違い、今年は初めて春季キャンプから参加する。「練習が長いと聞きますが、楽しみでもあります。(昨年は)キャンプには参加していないですけど、日本野球の文化が分かっている。自分にとって練習時間が長いのはうれしいこと。選手として練習を重ねて技術が上がればいい。早く練習したい」。キャンプ初日からメニューを消化できるよう米国で調整してきた。

2年目の今季も、4番が期待される。「昨年よりもすべてで上回りたい。自分自身に期待しています」。開幕から打線を引っ張っていく準備を進める。【前原淳】

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