左太もも裏を痛めスロー調整していたソフトバンク和田毅投手(42)が、ブルペンで捕手を座らせ32球を投げた。直球に変化球も全球種を交え、好感触を得た。「7~8割くらいで投げました。(左太もも裏は)まったく気にならない。スピードも出ていたし、もっと上がってくると思う。次(のブルペン)は球数も増やしますし、力ももっと入ってくると思う」。第3クールに負傷。その後はブルペンで傾斜を利用したキャッチボールに抑えていたが、本格的に投球を再開。21日で42歳になったチーム最年長男に久々に笑顔が戻った。

今季プロ21年目を迎えた和田にとって、さらに「進化」を誓ったキャンプインだった。自己最速となる150キロへの挑戦もさることながら、先発投手として規定投球回数到達も大きな目標とした。「(足の)不安はもうない。急ぐ必要もないし、こういう立場なのでしっかりやりたいと思う。頑張ります」。ベテラン左腕が開幕ローテ入りへ向け、改めて気持ちを高めた。28日に再度ブルペン入りし、実戦登板に向けてさらにギアを上げていく予定だ。

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