ヒヤヒヤの勝利に阪神岡田彰布監督(65)も肝を冷やした。最後は3点差で守護神湯浅が1発浴びれば逆転の1死満塁のピンチを背負ったが、佐野、ソトを抑え何とか0点で踏ん張った。岡田監督は「嫌な感じがした。昨年のシーンがよぎった」と、同じ球場で昨年の開幕戦では7点差逆転負けしたことが頭をよぎったと明かした。

試合後の一問一答は以下の通り 

-6回の青柳の交代は思い切った

「いやいや、あれ始まる前は7回までいける言うとったんや。80(球)いってなかったしな。でも途中であの回だけはいかそうと思ったけどな。まあ、後ろのピッチャーも楽なところで投げさせたかったしな、結局。そういうのもあってな。あれはオレが間違ってな。まさか神里に代打出すとは思わんかったからな。だから2番(林)は辛抱したんやけどな。あれはオレが間違ごうたな。ちょっと。宮崎が出てくるとは思わんかった」

-ああいう場面は経験豊富な岩崎

「うん。まあ、だから、そうよね。左っていうのもあったし、やっぱり一番経験のあるね。だから結局は、もしランナーいてる時に交代するのであれば岩崎いこうと思ってた。経験あるもんでないと。ほかのピッチャーは、初めての登板はイニングの頭からいかそうと思っとったんでね」

-ベンチで点を取る。スクイズなど効果的な

「まあ、そうだな。追加点という意味ではね。まあヒットの割には効率的にな、点取れたと思うし。まあ、そういう意味ではよかったんちゃうかな。バリエーションというか、そういうのもね、だいたい流れ的にはすごい、いい流れで点数を、追加点も重ねられたしね」

-9回以外の継投は今後も展開をみながら

「そうやな。まあ誰でもよかったいうとおかしいけど、みんなちょっとね、開幕させてやりたいというのがあるから。それもな、楽な時に投げれたらいいけど、楽なところで投げさせて2点取られたら、後がきつくなるからな、でもな。あんまりそれもあれやけど。まだまだ開幕してない野手もいるし、ピッチャーもいるけど、あしたも開幕みたいな感じになると思うよ。みんなが落ち着いた感じにできるまではな」

-小幡がいいスタート

「おお、いい流れで入ったねえ。今までの分くらいヒット打ったんちゃうか」

-最後まで悩んで決めた遊撃手だが

「いや、いつでもいけるショートがいるからや。木浪というな」

-四球なども効果的に絡めた

「下位の方が入りそうな気がするな。それはええことやんか。下位からも点数取れたら、そらええことやけどな」

-終盤は昨年がよぎったと

「いや、よぎるよ。パッと見たら(K)ケラーやったから。よぎるやろ。オレは何にも関係ないけど、そらしゃあないやん。投げてるの(K)ケラーやったから、そらよぎるやろ。よぎったよ、そやろ。当たり前やろ。(もし)オレ、スタンドで見ててもよぎったよ。スタンドでもベンチでもよぎったよ」

-昨年の開幕戦の再現にならなかったことがよかった

「そうやなあ。だから四球3つ出しても0点に抑えたことが大きいんじゃないかな、湯浅にしても。まあ次の登板はああいうことはないと思うけど。これは後ろのピッチャーなんか先発に勝ち付けたる、自分もセーブつく、ホールドつくと、それが後ろのピッチャーのプラスマイナスが大きいっていうけど、まず先発にな、勝ち星をつけるのが一番やからな、結局。それはよかったな。後ろのブルペンも苦しんだけど、最終的にはな、やっぱ湯浅も0点で抑えたのがよかったんじゃないかな。1点でも取られるのと、0点というのはな」

-スッと勝つよりも良かった面も

「いやいや、そらスッといってほしいよ。そら、こっちは。でも143試合もしたら、いろんなこと起きるよ。それが起きても、うまいこと0点で終わってくれる起き方だったらええけどな、今日みたいにな」

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