今秋のドラフト上位候補の西舘勇陽投手(4年=花巻東)が先発したが、6回2/3を投げ5安打2奪三振3失点で降板した。

初回から1球1球、丁寧に両コーナーを投げ分けた。「亜大のイメージは逆方向への打球があるかと外角低めを突きながらインコースを使って投げた」と振り返った。

4回には甘く入ったスライダーを痛打され先制点を許すと「空振りを狙うくらいでもよかったのかな」と、反省。5回以降は、要所で力を入れた投球にチェンジ。7回にはこの日最速の150キロを記録した。

12球団のスカウトが視察する中での登板。巨人の水野スカウト部長は「いいボールは投げていた。(変化球の使い方は)うまいと思いますよ」と評価。敗戦にも、高い投球術をアピールした。

まだリーグ戦は始まったばかり。「4年生は優勝経験がないので、優勝に対する思いは強い。一戦必勝。切り替えて臨みたい」と、最後はエースとしての強い気持ちをのぞかせた。

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