第24回全国高校女子硬式野球選抜大会の決勝が2日、東京ドームで行われ、神戸弘陵(兵庫)が花巻東(岩手)に6-0で勝利し、4年ぶり3度目の優勝を果たした。

樫谷そら投手(3年)と伊藤まこと投手(2年)による完封リレー。7回1死まではノーヒットに抑えるなど計2安打に封じ、三塁も踏ませなかった。初戦から5試合連続無失点で春の頂点。石原康司監督は「投手中心の守りを大会で出せてうれしい。練習の成果」。伊藤は「気持ちよく投げることができた」とかみしめた。決勝は、秋篠宮家の次女佳子さまも観戦された。

○…花巻東創部4年目の快進撃は、あと1歩初優勝に届かなかった。6点を追う7回1死から2本の安打で粘ったが、攻撃の糸口を見つけられなかった。高校通算117本塁打の佐々木麟太郎内野手(3年)の妹、秋羽(しゅう)内野手(2年)は「2番二塁」で出場し、3打数無安打。麟太郎、父洋監督(47)もスタンドから声援を送った。