単独首位の好調ロッテが、ケガ人続出だ。

昨季チーム最多16本塁打で主砲として「4番」を任されてきた山口航輝外野手(22)が29日、大阪市内の病院で「左大腿(だいたい)二頭筋損傷」と診断され、オリックス戦を欠場した。全治は2週間程度の見込み。試合後に吉井理人監督(58)が、「ケガをしたので明日から抹消して治療に専念してもらいます。(負傷時期は)本人もどこでやったか分からないと言っていた」と明かし、登録抹消を言及した。

山口は打率1割8分7厘で1本塁打と開幕から打撃不振に悩んではいるが、前日28日には延長10回に決勝の右犠飛を放つなどチーム最多11打点を挙げている。左翼や一塁の守備でも貢献するなど、存在感は絶大だ。本人は前日の試合後に違和感を覚えていたが、長期離脱を回避出来たことは不幸中の幸いだった。

この日、右肩肉離れから1軍復帰を目指していた昨季盗塁王の高部瑛斗外野手(25)も「右肩甲下筋損傷」で全治6から8週間と発表された。指揮官は「故障はしょうがないので、本当にしっかり治して(1軍に)上がってきてほしいと思います」と願った。本塁打を放った今月23日のイースタン・リーグ日本ハム戦で違和感。同じ箇所を再発し、再び長期離脱を余儀なくされた。

開幕投手に指名された石川歩投手(35)が右肩痛で離脱中。シーズン開幕後にも「1番」を担っていた荻野貴司外野手(37)が右太もも裏肉離れでリハビリ中だ。ドラフト1位ルーキー菊地吏玖投手(22)も左内腹斜筋損傷と診断されたばかりだ。【鎌田直秀】

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