新潟医療福祉大が新潟大に7-1で勝ち、5勝3敗とした。

熊倉健太左翼手(3年=横浜商)が3打席連続長打の爆発。1回の1死三塁で先制の右中間三塁打。3回の先頭で打った右翼線二塁打は得点に結び付かなかったが、1-1の4回2死一、二塁では勝ち越しとなる右中間への2点三塁打を打った。「自分は正直、長打を狙える打者ではない。コンパクトに打ちにいったのが、いい結果になった」。今春がリーグ戦初経験ながら8回の左犠飛を加えるとチーム7得点のうち4打点をたたき出した。

名門・横浜商から自主性を重んじる野球にひかれて新潟医療福祉大に入学した。「高校時代はケガが多かったので自分のペースでやれるのがいい」と言う。2年秋までBチームでリーグ戦とは無縁だったが、冬場の自主トレで力を蓄えた。パワーを養うためのウエートトレーニングに、スイングスピードのアップを意識してバットを振ってきた。そんな努力が開花。残り1試合。リーグ最終戦(20日、関東学園大戦)は春で引退する4年生中心の布陣になりそうだが、熊倉は「つなぐ場面ではバントする。チャンスには安打を狙う」と4年生を勝利で送り出すつもりだ。【涌井幹雄】