ロッテ佐々木朗希投手(21)の復帰登板予定が、28日のソフトバンク戦(午後2時開始、ペイペイドーム)に決まった。

右手中指のマメの状態を考慮して登板間隔を空けている佐々木朗は19日、楽天モバイルの室内練習場でキャッチボール後、ブルペンに入り投球練習。マメができて5回無安打無失点で降板した5日のソフトバンク戦後、初めてとなったブルペン投球となった。見届けた吉井理人監督(58)が「(マメは)大丈夫。問題ないです。今日の試合でもいけるくらいの感じになっていたので、日曜日(21日)はいけると判断しました」と一時は21日の復帰構想を明かしたが、19日の楽天戦が約1時間後に中止となったことを受けて「明日は西野がスライド、森もスライドで日曜日に。朗希も投げられるんですけれど、マメのことを考えると念のためもう1回ピッチングをしてからいくということで、次の日曜日(28日)まで、空けることにしました」と変更した。

「本人もいけると言っていたんですけれど、トレーナーや他の人と相談したら、『日にちが空けば空くほどマメは良くなるので空けたほうがいいんじゃないか』っていう意見があって、そうだなあと思いました」と経緯も説明した。

負傷後は10日にベルーナドームでキャッチボールを開始し、14日のエスコンフィールドで少し強度を上げたが、指揮官は「まだ皮ができ上がっていなくて…」と患部の完治を最優先していた。それ以降はキャッチボールも行っていなかったが、前日18日に軽めに開始。この日のブルペン入り後にGOサインとなった。

投球数に関しては、「治っているとはいえ、なにか違和感を感じながら投げるので、あまり無理しちゃうといろいろなところに不具合が来ると思うので数は80か90くらいに」。球数制限を設ける形での復帰登板となりそうだ。

佐々木朗は今季5試合に登板して3勝0敗。32イニングを投げて50奪三振3失点で防御率0・84と好投を続けている。首位ロッテの怪物右腕に、復帰の見通しが立った。【鎌田直秀】

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