18年ぶりとなる悲願の「アレ(=優勝)」を達成すれば、『18年ぶりのアレ達成』といった前代未聞な説明書きのカードも誕生するかもしれない。

エポック社はネットで受注販売する「エポック・ワン」で、シーズン中の名シーンを1枚500円(税込み)でカード化し72時間の限定販売。岡田彰布監督(65)の「通算600勝」記念カードも25日午後3時59分まで発売中だ。

これまでも他球団がリーグ優勝を達成時には胴上げ写真などを使った優勝記念カードを製作。同社の担当者は「アレの文字を入れるかは、球団との製作段階での話になるので、何とも言えませんが、いろいろ企画していきたい。優勝すれば注目の1枚になるのは間違いないです」と話す。

阪神の選手で1番人気なのは佐藤輝で、WBCで活躍した湯浅や中野も人気急上昇。注目なのはドラフト1位森下。20日に同社から発売された「2023阪神タイガース プレミアエディション」は、1ボックスに1枚の割合で直筆サインカードも封入され、森下もラインアップ。1年目は「ルーキーカード」と呼ばれ、通常のレギュラーカードでも今後の活躍で高値がつく可能性も十分だ。

令和に紙のカードはアナログな感じもするが「形として手元に残るのが、ネット、デジタルの世界にはない魅力」と話す。他社からもさまざまなカードが発売されている。お気に入りの1枚を見つけてみるのも楽しい。【石橋隆雄】