楽天早川隆久投手(24)が、攻守で奮闘した。東京ドームの巨人戦で「9番投手」で先発。5回先頭で迎えた第2打席、カウント2-2からグリフィンの真ん中132キロカットボールを一、二塁間へ転がした。一塁・中田翔が捕球したが、ベースカバーのグリフィンよりも先に一塁を踏み、内野安打。プロ初安打となった。記念ボールをゲットし「父の日なので父にあげようかな」と明かした。

この日全3打席はすべて内野ゴロ。全力疾走を繰り返した。打撃が投球に影響しそうだが「いつもランニングは全力。全力で走って、マウンドでも大丈夫なようにと常に練習してる」。打撃の影響を感じさせず、投げては6回6安打1失点の好投で、チームトップの4勝目を挙げた。

一方で課題も残った。初安打後、一塁走者で迎えた5回2死一塁。小郷が2ランを放ったが、思わず打球に視線を送ってしまった。「(三塁コーチの)塩川さんに、打球がもしフェンス直撃だったらかえってこられないだろと怒られた。来年以降はしっかり打球を見ずに」と笑顔。次の交流戦では走攻守で勝利に導くかもしれない。【湯本勝大】

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