楽天田中将大投手(34)が、今季最長の8回を5安打1失点で6勝目。日米通算196勝目で大台200勝へのカウントダウンに突入した。

直球は最速149キロながら、テンポよく変化球を低めに集めた。首位オリックスから今季初白星でチームの連敗も2で止め、「全体的に良かった。気持ちをしっかり整えて、1球1球、投げていきました」と冷静に振り返った。

試合前まで、今季オリックス戦は2戦2敗で計16失点、防御率は15・75。7月4日の前回対戦では4回11安打9失点と打ち込まれた。だが、どんなに苦しい状態に追い込まれても変わらない信念がある。「常にそのことから目を背けない。自分が今置かれている立場、状況と向き合って、それを乗り越えていくためのことをしていく。そこはずっと変わらないです」。

プロ17年目。良い時も悪い時も、常に自らを客観視して理解し、打開策を模索する。その繰り返しで、大小さまざまな波を「乗り越えてきた」という自負が、心の支えとなっている。また1つの波を越えて、「最近ずっと言ってますけど、次の登板が大事なので。またしっかり頑張りたい」。立ち止まらず、すぐに先を見据えた。【鈴木正章】

▽楽天石井監督(田中将の投球に)「援護のある中でゲームメークしてくれた。安定感が出てくれば、試合にも安定感が出てくる。経験ある選手なので、そういう工夫、努力はやってくれると思います」

○…27歳の誕生日を迎えた楽天小郷がバースデー弾を放った。4-1の5回1死。オリックス小木田の内角高め147キロ直球を右翼席ギリギリに運ぶ6号ソロ。中盤で貴重な追加点を呼び込み「誕生日は自分で祝うスタイルです」とニッコリ。チームの連敗も2で止まり「ここから勢いにのってくれれば」と力強く話した。

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