ソフトバンクが日本ハムの1発攻勢に撃沈した。開幕6戦目以来、約4カ月ぶりに先発した高橋礼投手(27)が、自己ワーストの3被弾。5回をともに自己ワーストタイの10安打6失点でKOされた。

「1発のある打者が多い」と警戒して臨んだ一戦で2敗目を喫し、「今日の結果は自分自身でしっかりと受け止めないといけない」と肩を落とした。

4回は無死一塁から5番万波に先制2ランを献上。真ん中高め135キロ直球をバックスクリーン左へ運ばれた。5回は右ゴロの間に1点を失い、なお2死一塁で4番清宮に右翼席中段まで2ランを運ばれ、万波には2打席連発のソロ。ともに甘く入った球を仕留められた。藤本博史監督(59)は「ゾーンで勝負はできていたけれど、打たれたコースが甘かった」とがっくり。ウエスタン・リーグでは7月以降の先発5試合で、計27回1/3を無失点と安定していたが、1軍で結果を残せなかった。チームとしてもこれで日本ハムにカード別最多の25被弾となった。

前日11日に15安打で7得点とかみ合った打線も7安打を放ちながら好機で1本が出ず、今季10度目となる0封負け。連勝は2で止まった。2位ロッテと3ゲーム差に広がり、試合のなかったオリックスとは8・5差と遠のく首位の背中…。振り向けば4位楽天に3差に迫られる。逆転Vへと望みをつなぐためにも、藤本ホークスが真夏の正念場を迎えている。【佐藤究】

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