広島が首位阪神に競り負けて自力優勝の可能性が消滅し、阪神に優勝へのマジックナンバー点灯を許した。
先発九里は1点の援護点をもらった直後の2回。5安打と味方のミスも重なり、一挙4点を失った。打線は阪神大竹から1回に4月19日以来24イニングぶり得点となる先制点を奪うと、中盤まで3得点したが、最後まで2回の大量失点が大きく響いた。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。
-先制した直後に九里投手が逆転を許した
新井監督 少し不運もあったけどね。粘って投げてくれたと思います。
-打線は大竹投手から3得点を奪ったが
新井監督 対策的にはいいものが出たんじゃないかと。今までずっとやられていたので、打撃コーチもいろいろ考えてくれて、選手もそれを実行してくれた。いい当たりも多かったし、攻撃陣、良かったと思います。
-前日に続き、この日もビハインドでも勝ちパターンを投入
新井監督 そこはもう「行ってもらうよ」と事前に言っていた。やっぱりどうしても追加点を与えたくない場面だったので、行ってもらいました。
-今季初めて坂倉選手を一塁で先発起用
新井監督 彼には「ファーストのスタメンはあるよ」というのは、秋のキャンプから言っていたからね。
-秋山選手が不在での打線構成も考えてか
新井監督 もちろんそれもあるし、残り試合が少なくなっていく中で全員で行くぞという形を見せないといけない。
-前日死球を受けた上本選手が先発出場
新井監督 今日も腫れもあるし、痛さもあるけど、彼が「行きます」と言ってくれたので、今日も行ってもらいました。
-数字上、自力優勝が消滅
新井監督 それはあくまで数字上のことだけであって、まだ可能性はあるので、どうってことないです。