25日西武戦(ベルーナドーム)に先発する日本ハム上沢直之投手(29)がチームトップの8勝目を狙う。
前回登板はオリックス山下と投げ合い9回6安打1失点と好投も延長ドロー。5位西武との直接対決で、登板4試合ぶりの白星を狙う。3年連続規定投球回到達まで残り6回1/3。1つ節目を超え、再浮上への流れをつくる。
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ホーム6連勝でつかんだ勢いを、上沢が先につなげる。山下と投げ合った18日の前回登板は2回に犠飛で失った1失点のみ。9回120球を投げ「この前の状態をしっかり継続してやれるように頑張りたい」と気を引き締めた。23日にはブルペンで70球以上投げ、入念に準備。何度も左足の出し方や歩幅を確認し、イメージをふくらませた。
先発投手の指標となる数字が近づいている。現時点の投球回数は136回2/3。規定投球回の143回まで6回1/3に迫り「当然クリアするつもりだったし、もっともっと先のイニング目指してやっているので、通過点かなと思ってます」。まず最低限の目標を突破し、次の白星を引き寄せる。
抜群のスタミナを生かし、行けるところまで投げ抜く。今季19試合で計2112球。1試合平均111球投げ、120球以上投げた試合は4度ある。「120球は僕には普通。大体『行きます』と言って(コーチに)止められることの方が多い。止めるなら言って下さい、って感じです」。登板後約2時間の筋力トレーニングをノルマとするストイックな男が、今回も淡々と腕を振り続ける。
自身の前回登板がスイッチとなり伊藤、上原が完投。加藤貴、ポンセも勝利と先発陣の快投が続く。「チーム内で同じポジションで投げてるピッチャーが良い成績を残してくれると、やっぱり頑張らなきゃと思う」。楽天の結果次第では今カードで4位再浮上の可能性もある。敵地で今季唯一無失点と相性のいいベルーナドームで力投し、かみ合い出した歯車を、さらに加速させる。【永野高輔】



