関西学生野球連盟所属の近大は8月31日、硬式野球部の田中秀昌監督(66)が今秋リーグ戦をもって勇退すると発表した。後任は未定で、決定次第発表する。

田中監督は大阪府出身で、上宮から近大に進み、85年から上宮の職員となって野球部コーチに就き、91年に社会科教諭となり、同年8月に監督に就任。93年センバツで初の全国制覇、96年には明治神宮大会優勝などを果たした。03年に就任した柏原(現東大阪大柏原)の監督としても同校を11年夏に初の甲子園出場に導いた。

14年4月に監督に就任した近大では今春を含めて5度のリーグ優勝に導き、18年の明治神宮大会4強などの戦績を残している。

指導した選手には阪神佐藤輝明内野手(24)や楽天小深田大翔内野手(27)、巨人元木大介内野手(51=現巨人コーチ)や広島やヤンキースで活躍した黒田博樹投手(48)らがいる。