阪神が優勝マジックを一気に3減らし、「7」とする異例の事態となった。

首位チームの勝ち対象チームが敗れれば、一般的ににマジックは「2」しか減らない。今回は(1)10日以降の試合で阪神が7勝(12敗)、広島が15戦全勝すれば、最終成績はともに83勝56敗4分けで勝率5割9分7厘。両軍の対戦成績も12勝12敗1分けで、全くの五分に(2)セ・リーグではこの状況の場合、「交流戦を除いた、セ球団同士でのリーグ戦上位」を優勝球団とすると規定(3)9日現在のセ球団同士のリーグ戦成績に前述の結果を反映すると、阪神は76勝46敗3分けの勝率6割2分3厘、広島は74勝47敗4分けで6割1分2厘。こうして阪神が上位となることが確定するため。なお、10日は勝ってもマジックは2で減で「5」となる。

◆優勝マジックが一気に3減少 近年には、巨人が20年9月16日に38から35に、楽天が13年9月11日に18から15に、西武が93年9月29日に9から6へそれぞれ減らした例がある。

【記録室=高野勲】

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