明治安田生命のルーキー中尾剛投手(23=東海大)が、ピンチを救う好リリーフで社会人として公式戦通算2勝目を挙げた。

2点リードの4回。先発の新井悠太朗投手(26=法大)が四球と2安打で1点を返されると、中尾にスイッチ。

2番手として無死一、二塁でマウンドに上がると、犠打失敗で進塁を許さなかった。続く打者を空振り三振、三ゴロに打ち取ってピンチを切り抜けた。5回6奪三振無失点で、一時押されかけた流れを引き戻した。「いつもワンポイントだったので、ここまで長く投げたのは初めて」と笑顔を見せた。コーチから「あと1イニングいけるか?」を5回繰り返し、自己最長イニングを更新した。

社会人1年目で堂々の公式戦2勝目を挙げた左腕は「同世代の日置(航=明大)とか活躍していて、自分だけ置いていかれるのは悔しい」と同期入団の活躍を励みに、これからもフレッシュに腕を振る。