阪神がDeNAに競り負け、同カードは5連敗でフィニッシュとなった。

1回に先発の青柳晃洋投手(29)がDeNA宮崎に先制適時打を浴びて先手を取られたが、絶好調の大山悠輔内野手(28)がすぐさま取り返す。2回、先頭で左腕石田から左翼席最上段へ運ぶ、3試合連続の18号同点ソロ。さらに佐藤輝明内野手(24)の二塁打を足掛かりに、木浪聖也内野手(29)がセンターへの犠飛を放ち、逆転に成功した。

だが、青柳が立ち直れない。制球に苦しみ、1回は2死から連続四球を与え先制点を許し、2点リードの4回も先頭を歩かせ、けん制悪送球、暴投で三進させる独り相撲。適時打や犠飛で3点を失い逆転された。5回に代打を送られ降板したが、4回で110球を要し、19年以来となる1試合7四死球の乱調ぶり。今季5勝(1敗)と相性のよかったDeNA戦で、CSでの先発入りへ不安の残る投球内容だった。

打線も5回以降はDeNAの継投策にかわされ無得点に終わった。