西武山川穂高内野手(31)が9日に開幕するフェニックス・リーグ(10月30日まで、宮崎県内)に参加することが4日、決まった。

山川をめぐっては5月11日に「文春オンライン」が、知人女性への性的暴行疑惑を報道。翌12日に「総合的に判断してコンディション調整」との理由で、出場選手登録を抹消された。

同23日には警視庁麻布署が、22年11月に都内ホテルで知人女性に性的暴行をしたとして、強制性交容疑で書類送検され、8月29日に嫌疑不十分による不起訴処分が決定した。

球団は9月4日、1軍ならびに2軍の公式戦無期限出場停止の処分を発表。山川は「深く反省しています。球団から下されました処分内容に関しまして真摯(しんし)に受け止め、今後は1つ1つ目の前のことに取り組み、再びチームの役に立てるよう地道に練習に励みます」などとコメントしていた。

球団も本人の強い反省の態度をくみとっており、今回、もともとの処分対象外でもあったフェニックス・リーグへのメンバー入りを決定。3軍練習でも打撃、守備とこなしている。5月11日以来となる実戦復帰に支障はないとみられる。

山川はプロ通算218本塁打を誇り、22年には本塁打と打点の2タイトルを獲得した。今季は0本塁打も、故障者特例措置で今オフに国内FA権を取得するとみられる。

各球団とも若手主体の編成となるフェニックス・リーグは9日に開幕し、18試合を予定。西武はそのうち16試合を、春季A班キャンプ地でもある日南市の南郷スタジアムで行う。初戦の9日は午後12時30分開始予定で、ソフトバンク戦が組まれている。

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