巨人丸佳浩外野手(34)が23日、取得しているフリーエージェント(FA)権を行使せず、残留する見通しとなった。18年オフに広島から巨人へFA移籍をし、結んだ5年契約が今季で終了する。22年8月に再取得したFA権について「僕がFAをしたところでっていう話。どうこう(権利行使)は考えていない」と“残留宣言”した。

巨人では移籍1年目の19年からリーグ連覇に大きく貢献。プロ16年目の今季は打率2割4分4厘、18本塁打、47打点と苦しんだが、9月25日DeNA戦でプロ野球史上18人目の通算1000四球を達成。巨人での5年間で打率2割7分3厘、122本塁打、333打点に加え、高い守備力も備え、外野の核としてチームを引っ張っている。

主力組に免除されている秋季練習も皆勤で参加を続ける。まさに練習の虫。「シンプルに期間が空くと、(春に)立ち上げるのにしんどくなってしまうので。長く休んでマイナスからするより、ある程度、動く方が立ち上げに労力を使わない。僕は体質上、休めないので。本当は休みたいんですけどね」と、巨人6年目のシーズンを見据える。

11月は宮崎秋季キャンプこそ参加はしないが、ジャイアンツ球場で練習を続ける予定。逆襲の来季へ「春のキャンプでやりたい方向性を1つ、2つぐらい見つけられれば」と、長いオフも精力的に汗を流す。

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