日本野球機構(NPB)は24日、9・10月度「大樹生命月間MVP賞」を発表し、オリックス山本由伸投手(25)が受賞した。

今シーズンは初だが、4年連続8度目の受賞。「今シーズン初受賞だったのでうれしいです」と喜んだ。

シーズン終盤の9、10月は5度の先発で4勝1敗、防御率は驚異の0・49。9月9日ロッテ戦(ZOZOマリン)で2年連続のノーヒットノーランも達成した。「終盤になるにつれて調子をしっかり上げていけたので、そういったところがすごく良かったかなと思います」。1年を通してエースとして、3年連続リーグ優勝へ導いた。

レギュラーシーズンでは16勝、防御率1・21、勝率7割2分7厘、169奪三振で、3年連続の投手4冠とタイトルを独占。「すごくうれしく思いますし、練習をすごくたくさんしてきたので、その成果がこういったタイトルだったり、そういったご褒美といいますか、すごくうれしい結果でかえってくるので、また頑張ろうと思えます」。積み重ねてきたものは結果として表れ、さらなるモチベーションとなる。

ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージを勝ち抜き、次は28日に開幕する阪神との日本シリーズへ。リーグ戦から感じていた「全員」の強さ。「チーム全員が活躍できるというか、誰かに頼ってというようなチームではなく、もう本当に全員で勝てたなという印象がすごくある」。オリックスのチーム力を武器に、2年連続の日本一を成し遂げる。